新選組と最強少年剣士

引き入れたい人‥‥‥


幹部の人達は‥‥‥可能性低いか。


隊士の皆さんも確かに腕の立つ人がいないわけじゃないけど‥‥‥


「剣壱君?」


「うん、やっぱりわからん」


「は?」


さっぱりわからん。


反幕府派に引き入れたって、元新選組の人が長州藩でやってけるわけないじゃん。


「山崎さん、答えよろしく」


「え?ああ。引き入れたいのは‥‥‥」





「リーダー、あなたですわよ」





「ほ?」


「!?」


突然、山崎さんの後ろから声がした。


角から笑顔を浮かべながら現れたのは、立だった。


ワァオ、流石立。


ぜんっぜん気配なかった。


僕もちょっとびっくりしたじゃんか。


変な声出たし!!


「北凪‥‥‥」


「間者の皆さんが狙っているのは隊長。そうですわね、山崎さん」


「‥‥‥ああ」


「え"っ」


うげっ、また変な声出た。


て、そうじゃなくて‥‥‥


「え‥‥‥ガチ?」


「ガチです」


「マジ?」


「マジです」