新選組と最強少年剣士

襖を静かに閉め、大きく伸びをする。


ん〜伸びる伸びる〜


伸びた後、大きな欠伸が溢れる。


「ふわぁ〜あ、いい天気だぁ」


さて、道場に向かいますか。


トコトコと廊下を足音を立てないように歩く。


お昼に立と稽古だぁ。


なんだかんだ言って、あんまり稽古見れてないもんなぁ。


この身体になったばっかだからって、立に負けるのはダメだ。


上司が部下に負けるなんて‥‥‥


特に僕の班は、なぜか上司への理想が高いんだよな〜


立に負けたら愛想つかされちゃうかも。


例えば、いろんな面で。


そう、例えば‥‥‥


「ねぇ?ま〜た僕のこと付けてるの?」


尾行されてるのに気づかなかったりするのは、
非常に不味いのだ。


ま、そこまでは落ちてはいないけどね!


「やはり気づいていたか」


そう言って角から出てきたのは、新選組監察である山崎丞。


大阪生まれで医療の知識もあり、まぁ大切にされている戦力。


来たばかりの時にも監視された経験がある。


その時は‥‥‥


脅して監視を止めさせたけどね☆


「それで?何でまた僕は監視されてるの?」


「それは‥‥‥」


「それは?」


「その‥‥‥」


「‥‥‥‥」