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時刻は0時過ぎ。
『あーっ飲んだ飲んだー』
人一倍騒いだ和人は
べろべろに酔っぱらい
登戸も久しぶりに騒いだのかお疲れモード。
それは、女子達も同様のようだ。
和人と登戸がタクシーを捕まえるのを見送る中。
やはり今回の同窓会にはなにか裏があるようにしか思えなかった。
結局、裕子は誰から貰ったのか...
まぁ怖がりの裕子なのだから
仲間の名前を口にするのでさえ怖かったに違いないだろうな...
裕子にこんな真似できやしない。
和人の驚きぶりや美和子の様子でさえ
他の皆でさえ疑わしい様子は何一つない。
やはり俺達の秘密を知る何者かの悪戯か...
春香そっくりの社長に会って
変に疑わしく思えるだけだ。
別に気にする必要などないんだ...
『ふぁ...あーねむっ』
そんな俺の後ろでただ一人
『春香の復讐...』
『裕子なにか言った?』
裕子だけが気付いていたことに気付きもしなかった。
