罪深き者には制裁を





和人にはふざけて尻餅を着いたように見えたが俺には裕子が何かに驚いて尻餅を着いたように見えたんだ。



『ヒューヒューヒュー』



裕子は次第にガタガタと小刻みに震えだし
過呼吸寸前な状態に。


さすがの和人や登戸なんかも
裕子の様子の違いに不審に思った。


『裕子、どうしたの?』


となりにいたまみの問いに
裕子がガタガタと震わせながら
指を指しながら言った。



『...は、るか...』



その場にいたメンバー全員
裕子の指す方向を見た。



『『『『『!!!!!』』』』』



扉の近くに立っていた人物。




『春香...』




そこには春香が立っていた。