プシュッ
『んーーーーっうんめっ』
時間は昼頃。
真夏に真っ昼間からビールなんていつぶりだろう。
大学のサークル以来初めてだろうな...
なーんて思い返しながら
俺は郵便受けに大量にたまった手紙に目を通すと
ある一通の手紙が目に入った。
『桜宮高校同窓会のお知らせ』
差出人は、金井登戸カナイノブトかぁ
『ふーん、今までにもこうして同窓会の手紙来てたけどまともに行ってないな俺...』
えっと...日時は
8月2日...えっ!今日じゃねぇーかよっ
登戸のやつなんでこうギリギリに手紙寄越すんだよっ
まぁたまたま暇になったからいいけどよ
でも、夏になんでまた同窓会なんだ?!
てか、俺あいつに住所教えたか?!
まぁ実家の親に聞けばわかることだろうけどな...
なんか
ざわざわと胸騒ぎを感じるのは気のせいなのだろうか...
きっと何かがこう始まってる気がする
そう思うのは考えすぎなのか...
