杏子side

「どうする？赤ちゃんの父親探すこともできるが」

「……うーん……」
でも、真紀が話さないし

「今は見守る」

「しかし、真紀ちゃんは嫌いで別れたわけではなさそうだな」

「確かに、必死になにか守っているようにみえたね」
はあ、いつになったらきちんと話してくれるのかな

「まあ、一応調べておくよ」

「そうね、真紀は絶対言わないからね。嫌いで別れたわけじゃないなら何とかしてあげたいね」

「真紀には幸せになってもらいたいもの」

「そうだな、しかし楽しみだな」

「そうね」