優しいそうな女医さんだったなー



「真紀、どうだった?」

「妊娠3ヶ月だって、それも双子なの!」
えへへーここに私の赤ちゃんがいるんだね

そっと大きくなっていないお腹に触れた


「そう、まず家に帰ろう」
叔母さんは複雑な顔をしていた
「?うん」




--その日の夜

誠くんは寝てから

「ねぇ、真紀?相手は誰?」

「っ……言えない、言えないの」
もう、会わないって約束した。どこから漏れるかわからない。特に和史さんは社長なんだよ

「相手とはもう別れたの。でも、私は産む。相手には言わない。一人で育てる」

「真紀?私たちは産むのは反対じゃないの。私たちの孫ですもの。でも言わなくて後悔しない?」

「……大丈夫、私には友紀も叔母さんじゃなくてお母さんもお父さんもお腹の子たちもいるから」

「真紀……ほんとにお姉ちゃんに似ちゃって頑固なんだから」

「孫かーそれも双子だろ楽しみだな!孫は子どもの何倍もかわいいらしいぞ」
お父さんがいきいきと話した

なんか孫バカになりそう……

「ということはさ、僕の姪か甥ってこと?楽しみ」
友紀……ありがとう
絶対誰の子かなんて知ってるのに言わないでくれて

「赤ちゃんたち幸せだねー産まれる前から愛されて」
私も嬉しい

なんか、眠くなったな

「真紀、眠いの?寝なさい。睡眠も大事」

「はーい。おやすみ」

「待って、僕も一緒に寝る。おやすみ、お父さんお母さん」

「「おやすみ~」」