止まない雨はない



涙が止まらない

私はどうすればいいの?
優介と別れる?
でも……でも……別れたくない!
そんなこと言える資格もないよね……。
優介が次期社長だったなんて……私、つりあってない。
別れるしかないのかな……

ねぇお母さんたち教えて……
私はどうすればいいの?

-ふわっ

「姉ちゃん、おかえり。姉ちゃんは大丈夫だよ。
俺が着いてる」

「ふぇっ友樹ーー」

「私はどうすればいいの?優介と別れなきゃダメなの?
なんでなんでなんで!」

「姉ちゃん、俺は姉ちゃんの選択に着いていくよ。たとえ学校を転校になったって。俺と姉ちゃんは家族だろ。
……姉ちゃんは俺のたった一人の家族なんだよ。俺は姉ちゃんが幸せならいいんだよ」

「……友樹、ありがとう」ーニッコリ
精一杯の笑顔をつくった

「えへへ、俺は姉ちゃんの自慢の弟だからな!
姉ちゃんは俺が守る!」


友樹大きくなったんだね。
いつのまにか私が友樹を守るんじゃなくて守られてた。

本当にありがとう。そしてごめんね。

でも、その答えが正解だったって思えるように
お姉ちゃん頑張るから

友樹が応援してるならお姉ちゃん百人力だねっ!


お母さんたち、私、決めたよ!
空から見守っててね

(私たちはあなたたちが笑顔で幸せなら何をしおうが文句は言わないよby母)
(好きにすればいい。お前たちの人生だ!友樹、お姉ちゃんをしっかり守るんだぞby父)
(いつも見守ってるからby両親)

そんな声は聞こえず
私は気合を入れ直した!
-バシッ