猫な私の甘い恋

「あ、違います。」

はい即答。だってあんな奴好きじゃないもん。

「え?じゃあ好きでも?」

「ないです。」

あんなの信じちゃう人いるんだ。(これぞ本物の天然。)

「そうだったんだ。てっきり付き合ってるのかと。」

なんで!?だって私颯さんが好きなんですよ?

「だって私、颯さんが最初っから好きだったんです……よ?」

「え?」

「あ。」

く、口が滑ったぁぁぁ!

その場で硬直する。

「あ、えっとぉ~そのぉ…。」

うわぁぁ絶対ヤバい。

颯さんは私に歩み寄ってきた。え、この状況で?