猫な私の甘い恋

相変わらずの爽やか笑顔の彪が答える。

ちなみに夜です。私達が何処に行くかって?なんか洞窟に行くらしいよ。まぁ~面倒くさい。

「大丈夫。コウモリがいるくらいだから。」

うわ彪ドSだろ。絶対。

「ねぇ面倒くさいから帰ろうよ。」

私が彪に愛ちゃんの代わりに言う。

「え?絶対楽しいと思うけどな。」

ふざけんじゃねぇよ馬鹿。キチガイが。

「ここさ、楽しい感じしかないでしょ?だからこういう感じもいいかなって思って。」

1人で勝手に話を進める彪。気が付いたら既に洞窟の前にいた。

「ルールは簡単!僕が昼の間に置いておいた洞窟の奥にある紐を持ってきてね。洞窟の中は一本道だから迷うことはないよ。はいじゃあペア決めいくよー。」

そう言ってポケットからくじ引きみたいなのを取り出す。

あーもう行く決定してるのね。