猫な私の甘い恋

まぁ決着がついたから終わろっか。みんな店で待たせてるしね。

「は~い、終了!みんなのところ行くよー。」

そんなことを言うと、月冴さんと彪が足を動かし、私のところへと走ってきた。

「なっなっ!俺、格好良かったよな?」

月冴さんが目を輝かせて私に問う。

「はい。少なくとも彪よりは。」

「あっ!麗何言ってんだ!」

私の話に入ってくる彪。

あ~楽しいなぁ。友達がいるって。

私は友達の楽しさに浸りながら店に向かうのだった。

         ○

「えっ!嫌です!怖いです!止めましょう?」

みんなの先頭に立ち、歩く愛ちゃんが隣を歩く彪にそんなことを言った。

「大丈夫。きっと楽しいよ。」