「奈々美ちゃんにいじめられました。」

気がついた時には遅かった。
ずっと一緒だった幼なじみに裏切られる瞬間は
あまりにもあっけなくて、あっという間だった。
この時は
『私も悪かったかもしれない。』
『勘違いされることしたんだ。』
『傷つけたのは私なんだ。』

そうやって気持ちを押し殺す。

「すみませんでした。」
母「すみませんでした。」

って一緒に謝ってくれた。

むしろ幸せかもしれないとさえ思った。