『ここが祐也様のお部屋ね。よぉし!』

コンコン

カノンが祐也の部屋のドアをノックした。すると、ガチャとドアが開き、
「ちっ。誰だよ。」
と言われたのでカノンは、
「今日からこの家のメイドになった花沢カノンです。よろしくお願いします。そして祐也様の担当をします。頑張りますね。」
と自己紹介をした。
すると、それを聞いていた裕也は突然カノンの腕を引っ張って、部屋の中へ連れていき、壁に押し付けた。
「いたいっ!!やめてっ!」
とカノンが必死に抵抗しているが、祐也は
「ちっ。うるせぇ。暴れるな」
と言って、カノンにキスをした。
いきなりの事にカノンはびっくりした。
そして祐也は、
「これからは俺の命令に絶対に逆らうな。もし逆らった場合はこれぐらいじゃ済まないからな。俺のメ・イ・ドさん」
と言った。
カノンは芽依さんが言ったことを思い出した。
「祐也様の命令は絶対です。」
『どうしよう。大変な事になってしまった。』

カノンはようやく気づいた。

これから大変なことが起こる と。