I line xx

暫くして窓の外が明るくなると


鳥の鳴き声が聞こえてきた


愛果が目を開けた時


俺の顔を見せてやりたい


独りじゃないって


伝えたかった


考え事をしながら


ずっと彼女が目覚めるのを


うとうとしながら待つ


その寝顔がいとしくて


我慢できずに



愛果のおでこにキスをした


すると


愛果が動いた


俺は彼女の顔を覗き込んだ


目を開けた愛果と目があった


すると


なんとも言えない嬉しそうな顔をした


そして


俺の胸に顔をこすりつける


そのしぐさが可愛くて


俺はいたずらしたくなってしまう


「おはよ、愛果。」


俺の胸の中で


愛果もおはようといった


そして俺に抱きついてきた


「わーい、ハルだ。」


そう言って、俺にしがみつく


待て、愛果


朝からそれは反則だ


俺は男なんだぞ


「愛果、やってること判ってる?」


ようやく愛果が俺の顔を見上げた


「なーに?。」


そう言って嬉しそうな顔をする愛果


まるで小さな女の子みたいに


無邪気なその笑顔


俺は彼女の顔にかかる髪の毛をかきあげ


彼女の唇を奪った


彼女の躰から力が抜けていき


俺の躰に彼女の体重がかかってくる


彼女はもう俺の一部だった


彼女を幸せにしてやりたい


「愛果、人生は短いんだ。一緒に起きようか」


そう、彼女に声をかけた


少しでも彼女と触れ合っていたかった


心も躰もだ


無邪気な彼女の笑顔には


お日様の光が似合う


昔みたいに公園の芝生の上で


彼女にプロポーズをしよう