I line xx

部屋に戻り


ハルを待つ


簡単に部屋を片付けて


二人掛けのソファに座って彼を待つ


久しぶりにハルに触れることができる


そう思うだけで


鼓動がトクトクと


少し早くなり


私をせかせる


こんなにも


躰は正直だ


貴方に触れたくて仕方がないのだ


時計をみなくても


大丈夫


ハルがくることだけが


全てだった


暫くして


チャイムが鳴った


私は急いで玄関に向かった


そして返事をする


「俺、開けて。」


ハルの声だった


急いでドアを開けた


そして、ドアの前に笑顔で立つハルに


何も言わずに抱き付いた


ハルも何も言わず


ギュッと抱きしめてくれた


ようやく彼を抱きしめることができた


嬉しくて自然に涙が溢れた


私の大切な半身が今ようやく戻ってきた


そんな感じだった


「ただいま。」


ハルが耳もとでそう囁いた


ハルの声だった


それがまた嬉しくて


ハルの首に回した腕に力が入って


彼に抱き付く


するとハルは


ひょいと抱き上げてくれた


ぎゅと閉じた目を開いて


腕の中を見る


ハルの優しい笑顔がそこにあった


「おかえりハル。」


そう言ってまた彼の頭に


腕を巻き付け


きつく抱きしめた


愛しい人


胸の中はもう甘い気持ちが溢れでて


その気持ちに溺れてしまいそうだった