愛果はただ黙って彼の話を聞いていた
終わったことだ
そう思っていたことだったから
「演奏の後ハルは急いで貴方に逢いにいったんです。
俺てっきり二人は連絡を取りあって
逢えたんだとばかり思ってました。」
そして彼は納得したように何度も頷いた
「俺あの日、お店に残って事務処理をして
一応念の為にハルに電話したんです
その時のハルの様子がひどくおかしくて
だからだったんですね。」
そう話す彼の横顔を見つめる
もっとハルの話が聞きたい
そして鼓動が早くなるのを感じた
ハルが私に逢いに来てくれてたなんて
その為のライブだなんて
そう聞いて、あの日のモヤモヤは
心の中で
柔らかなフワフワした愛しさに変わっていく
あの日以来、喉の奥にあった小さな違和感は
甘くて美味しいものに変わり
すっと溶けて
お腹に落ちていった
もう大丈夫
そう思った
「教えてくれてありがとうございます。」
そう言ってマネージャーさんに頭を下げた
彼は笑って、いえいえと照れていた
「風邪でダウンしたとき
ハルとても寂しそうでした
いつもは自信満々で黙って皆をグイグイ
引っ張って行く感じなのに
珍しく落ち込んでました。
それまですごく頑張っていたから
気持ちが途切れたみたいで。
でも、あの時作ってきた曲が
今夜のバラードなんです。」
そう言って、まるで自分の事の様に
目を輝かせて話す彼
とても真摯な人だと思った
人の事を自分の事の様に
喜んだり、悲しんだりできる人
人の為に行動できる人なのだなと思った
終わったことだ
そう思っていたことだったから
「演奏の後ハルは急いで貴方に逢いにいったんです。
俺てっきり二人は連絡を取りあって
逢えたんだとばかり思ってました。」
そして彼は納得したように何度も頷いた
「俺あの日、お店に残って事務処理をして
一応念の為にハルに電話したんです
その時のハルの様子がひどくおかしくて
だからだったんですね。」
そう話す彼の横顔を見つめる
もっとハルの話が聞きたい
そして鼓動が早くなるのを感じた
ハルが私に逢いに来てくれてたなんて
その為のライブだなんて
そう聞いて、あの日のモヤモヤは
心の中で
柔らかなフワフワした愛しさに変わっていく
あの日以来、喉の奥にあった小さな違和感は
甘くて美味しいものに変わり
すっと溶けて
お腹に落ちていった
もう大丈夫
そう思った
「教えてくれてありがとうございます。」
そう言ってマネージャーさんに頭を下げた
彼は笑って、いえいえと照れていた
「風邪でダウンしたとき
ハルとても寂しそうでした
いつもは自信満々で黙って皆をグイグイ
引っ張って行く感じなのに
珍しく落ち込んでました。
それまですごく頑張っていたから
気持ちが途切れたみたいで。
でも、あの時作ってきた曲が
今夜のバラードなんです。」
そう言って、まるで自分の事の様に
目を輝かせて話す彼
とても真摯な人だと思った
人の事を自分の事の様に
喜んだり、悲しんだりできる人
人の為に行動できる人なのだなと思った

