I line xx

暫くして


今夜の司会者が楽屋にやって来た


このお店だけでなく


あちこちで司会をしている彼は


週に三度地元のラジオ番組にもレギュラー番組を持つ


ベテランだった


こちらの方が年下だったが


きちんと挨拶してくれた


そして簡単に打ち合わせをしてくれた


「今夜は楽しみにしています


最高の夜にしましょう」


そう言って握手を求められる


少し会話をしていると


俺達バンドのことも良く調べてくれてることが


判った


新しい出会いは人間関係を刺激する



彼は一通りメンバーを見ると


にっこり笑って


「今夜は若い女性客が多いと


思ったらなるほど、イケメン揃いだ。」


そう言ってくれた


流石、俺達のこと判ってくれてる


できるやつより


モテる男でいたい


そう思っている奴ばかりだったから


皆その言葉を聞いて


彼にハイタッチを求めた


開演の時間が迫ってきた


今日の司会者のお陰で


変な緊張感がほぐれて


前向きに今夜のライブを楽しもうという


気持にメンバー全員の気持ちがそろってきた


そこへ


スタッフがやってきた


時間ですそう彼が言った


皆移動を始めた