白い狐は出会いの季節




……かなり、大変なことになってるんじゃないか?


私の思考回路はかなり冷めていて、今更ながら事の大きさに気づいた。


『総長さんはまだ生きているよ。もちろん他の幹部もね。

だが、下っ端共がいないなぁ。』


その男は非情にも、淡々と言葉を発していく。




「……どういう、事だよ。」


荒井は絶望しきった表情を顔に浮かべていた。




『君、さっき再集合するとか何とか言ってたよね。


丁度いいや。例の仕事に関わった奴全員集めて、私の所へ来なさい。』




「そんなこと」



『出来ないって言うのかい?


まぁ、別にそれでもいいさ。こいつらに君たちの分しっかり〝責任〟とってもらうからね。』




「……!!!!!」




荒井の顔はもう、青を通り越して白になっていた。




「わ、わかった。


出来るだけの事はする!!だから総長達を」



『それではいつもの場所で。

……念のために言っておくが、君達みたいなただの不良グループに助けの手を差し伸べる奴はいないと思うが。
余計なことはするなよ。こいつらの寿命が短くなるだけだからな。』




ガチャッ



ツーーツーーツーー




男は最後を強調して、電話を切った。