LOVE&LIFE

「夜〜。おはよう!!」

笑顔で乃莉が近づいてきて俺の肩に手を置いた。

役に完全に入りこんでるな。

「…朝日かよ。俺に話しかけんな。」

そう言って乃莉の手を払う。

「えー。中学の頃は一緒にいたのに〜。もしかして、高校生デビューですか?遅いなぁ。私達もう高2だよ?」

ニヤニヤしながら平気で言ってるけど、こんなセリフなかった。

アドリブか!?

「うるせぇ!!!いいか、俺に話しかけんじゃねぇぞ。」

「って言っても、私達同じクラスだから話しかけないのは無理かと思うんだけど。」

「無理じゃねぇよ。」

「やぁやぁ、お2人さん。おはよう。」

「中尾!!」

中尾役の風見さんが来た。

何だろう。

爽やかなオーラを出してきた。

うっざ。

本当は、そういうキャラじゃないくせに。