「そう言えば、さっき恋って言ってたけど誰か好きな人出来たの?」

「あー…それはねぇ…。」

「あー!!」

私が蒼乃をとめると蒼乃は私をにやにやしながら見て、咲真が不思議そうな顔をしてた。

「なんだよ。急に大声出して。」

「もう、SHRだし、また後で言うよ。」

蒼乃が咲真の肩をぽんぽんとたたいて言った。

「ふーん。」

「あ、そうだ。乃莉に相談したいことがあるんだ。昼休み、知世と一緒に屋上来て?」

「うん。」

蒼乃の顔は深刻そうで授業中気になって仕方がなかった。