台本が届いてから1週間後。

大変な事が起きた。

「ただいま。」

「おかえりなさい…って何ですかその髪⁉」

そこには、金髪にした優弦君がいた。

「パ…パツキン⁉ど、ど、ど、どうしたんですか⁉もしかして、ぐれた⁉」

「んなわけあるか。ヤンキー役だし監督もできれば染めてほしいって言ってたし。それに、デビューした時も金だし。別に驚くことでもないでしょ。」

あぁ、そういえばそうだったな。

思い出した。

「なんだよ、似合わねえかよ。」

「いや、別に?前の髪も今の髪も両方素敵ですよ?」

「そりゃ、どうも。」

「照れてるの?」

顔真っ赤にしながら、口を手で覆ってる。