LOVE&LIFE

「こんな夜に子供だけで歩いてるよ。親どこいったんだ?」


帰り道の途中、圭くんがそんなことを言った。


外を見てみると手を繋いだ子が子供二人が歩いていた。


顔を見てみると翔平君と幸華ちゃんだった。


なんで2人だけ?


「圭くん、車止めて!!」


「え?あ、あぁ。分かった。」


圭くんはすぐ車を止めてくれて、俺は急いで2人の元に向かった。


2人の元に向かう途中、一人の男が話しかけてた。


警官じゃないし、やべぇんじゃねぇの!?


「お前、この子達に何しようとしてんだよ。」


話しかけてるやつの手を掴むと男は焦ってどっかいってしまった。


あぶねぇ、誘拐される寸前じゃん。


「日向君!!」


「2人とも何してるの?雪穂ちゃんは?」


「おねーちゃんと喧嘩した。」


ぶすっと答える翔平君をつい可愛いと思ってしまう。


とりあえず、雪穂ちゃんにメールしとくか。