LOVE&LIFE

「よし、ついたぞ。頑張れよ乃莉。」

「うんっ。」

私は急いで書斎室に向かった。

大丈夫。

みんなに応援されたんだもん。

頑張って向き合わなきゃ。

私は扉をノックした。

「どうぞ。」

扉の向こうから低い声が聞こえた。

「失礼します…。」

「乃莉か…。聞いたぞ。お前櫻木優弦とか言うチャラいアイドルと付き合ってるそうだな。」

「…っ!!ゆづはチャラくない!!」

「芸能人なんてみんなチャラいんだ。ったく、お前は俺の言うこと聞いとけばいいんだ。」

まだ、そんな事言ってるの?