LOVE&LIFE

そんな時茂みからの音が大きくなってきた。

私は怖すぎてチャラ男に抱きついた。

「早紀ちゃん、落ちつきな。」

「無理無理〜!!絶対幽霊だ!!」

「幽霊じゃないよ?見てご覧。犯人は猫だよ。」

ね・こ・?

ニャーと鳴きながら猫が出てきた。

私のドキドキ返せっ!!

涙目になってるし。

あぁ、もう!!

「しょうがない。そんな怖がりの早紀ちゃんに特別に手を繋いでてあげよう。」

なんで上からなの。

まぁ、一人で歩くよりかはマシか。

私はチャラ男の手を握った。

「…よろしく。」

「素直で宜しい。さっ、行くよ〜。」

ぐいっと引っ張って暗闇を歩き始めた。