LOVE&LIFE

歩いて5分ぐらいたった。

やばい。

街灯が少なくなってきてる気がする。

ビクビクしてたら後ろの茂みからガサガサと音がした。

私は立ち止まった。

幽霊だったらどうしよう。

目合わせちゃいけないよね。

音が段々私の方に近付いてくる。

私は思わずしゃがんだ。

杏華に最初っから暗いところ苦手って言っとけばよかったぁ。

「早紀ちゃん何してんの?」

息切れしたチャラ男が戻ってきた。

「もしかして、暗いところ苦手なの?」

「…うっ。悪かったわね!!」

「ははっ。かっわいい〜!!」

馬鹿にされてる。