LOVE&LIFE

そんな時雷がなった。

「ゆ、ゆづ…。」

私がゆづを呼ぶ。

出ないし!!

なんでこんな時に。

私はうずくまってる。

「ゆ、ゆづぅ…。」

『見っけ。』
「見っけ。」

電話の声と重なる声。

見てみるとそこにはずぶ濡れのゆづが。

「ゆづ!!!」

私は思いっきり抱きついた。

「ちょ。苦しい。あと、俺にくっつくと濡れるぞ。」

そんなのどうでもいい。

ゆづとくっついていられれば…。

涙が溢れてくる。

「泣くほど怖いのかよ。」

私の背中に手を回し私の背中をポンポンと優しく叩く。

安心する。