「乃莉大丈夫だった?」

「ん?なにが?」

「いや、怪我してないか心配で…」

「大丈夫だよー。」

「お前は乃莉のおかんか!?」

「だって~乃莉天然だから。間違って電車乗り間違えたりとか、転んで怪我してないかハラハラドキドキなんだもん。」

「あー、だからソワソワしてたのかよ。」

蒼乃は心配症で、昔っからドジで馬鹿な私の面倒を見てくれてる。

昔っから私はよく転んで血だしてたから、蒼乃は私の為に絆創膏や消毒液などを持ち歩いている。

「ねーねー。蒼乃なんで私達3人と他の人達と制服が違うの?」

私が疑問に思ったことを蒼乃に聞いた。

裾が黒の白のブレザーと真っ黒いYシャツは同じだけど私たち3人はネクタイとズボンとスカートは青のチェックなのに私達の周りにいる人は赤のチェックだ。

「あー。それは、普通科と芸能科のランクをつけるためだって。」

蒼乃によると、芸能科にはランクづけされていてランク3は研修生ランク1、2はそれ以外。

ランク1は、トップアイドルとかそういう人。

普通科と芸能科のランク3は赤のチェック。

芸能科のランク1、2は青のチェックらしい。

ちなみに私達はランク2らしい。