LOVE&LIFE

「そうだ、明日。乃莉打ち合わせだからな。」

「なんでゆづが知ってるの?」

「俺らの番組の打ち合わせ。」

「あー。」と手を叩いた。

また、忘れてたな。

「お前また忘れてたんだろ。」

「あはは、バレた?」

「バレますね。お前の言動でね。」

「朝は覚えてたんだよ!?」

「またそれ。」

そんな時にノック音が聞こえた。

こんな時間に誰だよ。

「私出るねっ!!」

乃莉が思いっきりドアを開けた。

「びっくりした…。」

そこに居たのは驚いた顔をした真田だった。

「なんで、真田が来たの?」

「んー。ノート借りたから来ただけ。」

「あー、そう。」

「だから俺に嫉妬しないで。」

は!?

なんで真田が俺が嫉妬してたこと知ってんの!?

俺はおそるおそる乃莉を見た。

乃莉は俺から目を逸らす。

さてはコイツ。

俺と乃莉が付き合ってること言ったな。

「じゃあ、失礼しました。」