LOVE&LIFE

「1曲目は『Super Flower』かぁ〜。僕が腹黒だった時代だね。」

「今でも充分腹黒いと思うけどな。」

「優弦は〜。あんま変わらないよね。紳士的なキャラ。裏は俺様。」

確かに。

俺は最初から変わってないな。

「はよ…。」

「あ、和希来た!!遅いよ!!今日8時に来る約束でしょ?今15分ですけど!?」

「うるさい。お前、そんなオカンみたいな性格じゃねぇだろ。」

「むぅ。」

「遼なんか言われたんじゃね?」

「言われてないしっ。」

「『今日は午前俺がいないからひーくんがリーダーやってね。』とか言われたんじゃねぇの。」

図星をつかれたような顔をしてる。

「な、なんで優弦知ってるの!?もしかして聞いてた。」

「なんで、お前らの話聞かなきゃいけねぇんだよ。なんとなく遼が言う事は予想つくんだよ。」

「確かに。それは俺も同感だな。」

「なんで、2人とも僕を虐めるの!!」

「虐めてなんかいねぇよ。」

「なんで、日向を虐めなきゃいけないの。俺、寝るから早く楽曲リスト頂戴。」

「はい!!!」

怒りながら渡す。

和希は日向が怒っているのに全く気づいてない。

鈍いもんな。

アイツ。