LOVE&LIFE

「だって、金髪の時色々なことあったじゃん。」

確かに、色々なことがあったな。

乃莉と付き合い始めて。

乃莉の兄弟に会えて。

乃莉の母親の墓参り行けて。

乃莉の父親に会えて文句言った。

「確かに。でも、金髪は嫌だ。」

「えぇー。ケチ。」

「関係ねぇだろ。」

「関係あるもんっ!!」

頬をふくらまして言う。

そんなことしても可愛だけだし。

俺は両手で乃莉の頬を押した。

空気が抜けて普通になった。

と思ったら、また膨らませた。