「日向寝てるし。」

「つかれたからしょうがないだろ。」

「俺も疲れてるんだけど?日向と和希は寝て俺は寝てないんですけど?」

日向は俺によっかかりながら爆睡中。

和希も助手席で寝てる。

「しょうがないなぁ。ゆーくん、僕のお膝で寝な。」

「遼の膝で寝るなら起きてた方がマシ。」

「Nonoちゃんの膝の上だったら寝るくせに。」

「寝ねーよ。」

いや、嘘だけど。

乃莉がいいって言ってくれたらすぐ寝るし。

「そんなゆーくんに朗報です。今度、俺達のレギュラー番組にNonoちゃんが出演することが決定しましたっ!!!」

「ふーん。」

「ありゃ?もっと、喜ぶかと思ったけど…。薄情な男だね。」

「別に、これでも喜んでる。」

うん。

これでも充分喜んでる。

だって、乃莉と一緒にテレビ出れるんだから。