「俺たち何やるの。」

「知らない。明日決めるって。くっすん先生言ってたよ。」

「誰、くっすん先生って。」

「楠原先生!!担任でしょ。」

「そんな名前だっけ。」

担任の名前を忘れるとかどんだけサイテーなやつなんだよ。

あんなにいい先生なのに。

女優で先生って凄すぎる。

「まぁ、多分文化祭は出れると思う。圭に頼めばの話だけど。」

「ゆづがいたら楽しいから絶対来てよ!!」

「わーってるって。」

「でも、ゆづの誕生日に一緒に祝えないの残念だな。」

「な、お前なんで知ってんの!?まさか、インターネットで調べたな。」

「違うよ。遼君から教えてもらった。『ゆーくんはクリスマスに生まれたからクリスマス一緒に過ごしたら?』って。」

お母さんのお墓参りに行く前に遼君に耳打ちされた。

「あんのやろ…。」

「プレゼントは用意しとくからね!!!」

「へいへい。」