LOVE&LIFE

「ゆづ、多分私蒼乃の場所知ってるかも。」

「本当!?Nonoちゃん!!」

そう言って、乃莉の手を握った。

なんか、イラッとする。

「多分、今日蒼乃バドミントンしたいって行ってたから公園行ってるかも。」

「まっさか〜。かーくんが付き合ってくれるわけないよぉ。」

「まー、行ってみれば?損は無いでしょ。」

「じゃあ、ここから1番近い公園に行ってみるか。」

寮から5分くらいのところの公園に行った。

休みだからかかなり人がいた。

「ゆーくん大丈夫?人混み嫌いじゃないっけ?人酔いしちゃうとか。」

「俺、ココで待ってる。」

「えぇ。ゆづ行かないの!?」

「待ってる。」

「ゆづがいないとつまんない。」

つまんないって。

ただ和希達を探すだけだろ。

なのに、口を膨らませて拗ねてる。

「分かった。行くよ。」

「ホント!!?」

嬉しそうに言う。

「ゆーくん、なんか性格が柔らかくなったよね。」

「いや、言ってる意味が分からないんだけど。」

「いや、前はトゲトゲしてたのに今はトゲトゲしてないじゃん。Nonoちゃんのお陰かなぁ。」

「うるせぇ。さっさと探すぞ。俺の体力がもたないから。」

「分かったよぉ。さっさと探そ。」