「603号室、Nonoさん。寮内にいましたら至急エントランスまでお越しください。」

「お前、放送で呼ばれてるじゃんか。なんか、荷物頼んだの?」

「頼んだ記憶はないけど…。」

「じゃあ、親からの荷物とか?」

それは、ないだろうなぁ。

あいつに限ってそんなこと。

「暇だから、俺も付いて行く。」

「ほんと、暇人。それでもトップアイドルなの?」

「一応な。」

私がドアを開けるとそこには息を荒くしてる蒼乃と赤城君がいた。

「た、大変だよ!!Nonoのおねぇちゃんとおにぃちゃんが来てる!!!」

「はぁ!?なんで、おねぇとおにぃが…。」

「と、とにかく。早く行かないと!!」

「うん!!」