ただ、君を守りたかった。

その時、僕はその笑顔に少しばかりの違和感を感じた。
具体的に何なのかと聞かれるとよくわからないが、何だかこれ以上その笑顔を見たくなかった。
彼女の顔から視線を外したその先に、彼女の膝が見えた。
そこで僕は見つけた。
彼女の足に巻いてある包帯を。

「それ、どうしたの?」
僕が聞くと、彼女は少し焦ったような顔をした。