あの人なんて、利用するだけの存在だ。
「倉君って言うんだ!…ああ…でも名前で呼んじゃダメだよね
ごめんね。木下君。」
初めて、先輩にそんな事を言われた。
聞いておきながら苗字呼び?
それって、僕にとっては期待させておいて落とされるのと同じだ
「名前でいいのに。」
「ごめんね。それは出来ない。」
困った様に微笑むと先輩は、僕に言う。
「私は、…から。じゃあ、ばいばい!」
「…え?」
間の言葉が聞こえなかった。
「ごめんごめん、何でもないよ」
だけど先輩は言葉を繰り返さずに、この教室から出ていく。
「…先輩…。好きです。」
僕の言葉に、気が付かないまま。
「倉君って言うんだ!…ああ…でも名前で呼んじゃダメだよね
ごめんね。木下君。」
初めて、先輩にそんな事を言われた。
聞いておきながら苗字呼び?
それって、僕にとっては期待させておいて落とされるのと同じだ
「名前でいいのに。」
「ごめんね。それは出来ない。」
困った様に微笑むと先輩は、僕に言う。
「私は、…から。じゃあ、ばいばい!」
「…え?」
間の言葉が聞こえなかった。
「ごめんごめん、何でもないよ」
だけど先輩は言葉を繰り返さずに、この教室から出ていく。
「…先輩…。好きです。」
僕の言葉に、気が付かないまま。
