恋 × 練習

「分かってた。秋ならそう言うんだろうなって、何となくだけど。」



「え…?」



どうしてだろうか。何だか今日は姫桜の方が姉の様だった。
見てると少しだけかっこよくて、羨ましい。



「でも、私少し怪しいと思ってたんだ。一月先輩の事。」



「え?」



本当に驚かされてばかりだ。



「だって、ほら…優しい人ほど怪しいっていうか…まあ、そこは置いといてさ。」



「私に言いたい事とか無いの?」



話を逸らしたいのか知らないが、言いたい事は無いのかと、聞いてくる。
それなら、俺だって言いたい事はある。



「槙乃が好きとか、分かってた。」



「うそ、」



「ほんと。だっておまえ、槙乃とおれと対応が全然違うし」



言えないけど、俺は結構お前の考えてることくらい分かる。
兄だから、分かるよ。



「秋と違って温ちゃんは好きだから、!自然とそうなっちゃうの。」



「おれも、分かるよ。何となく、いい人で居なきゃって思っちゃうしな。」



「だよね!」



2人で話していると、段々楽しくなって来て。
いつの間にか、時間が経っていた



「そろそろお腹すいたな。」



「おお、ほんと?カレーあるよ!…出してくれるか分かんないけど。」



今日はもう、何も考えずにカレーを食べてから寝ようと俺は決めた。