手、つなぎたいよ……。 考えてみたら、手を繋ぐのも 誘うのも、いつも尚哉くんからだった。 今度は私から……行動する番だよね。 そう思って隣を歩く尚哉くんの手に自分の手をそっと近づけた。 手が触れた瞬間にパッと 尚哉くんの方から離されてしまった。 そして尚哉くんは左手をズボンのポッケに突っ込んで、私の右手と触れないようにした。 これって避けられたよね……?