「変じゃないよね……?」
夏祭りに行く人たちで賑わう駅前。
そこに私は浴衣で、尚哉くんのことを待っていた。
待ち合わせの時間まであと5分くらいある。
これから尚哉くんと夏祭りに行くだなんて、何だか実感が沸かなくて、ワクワクした。
「悪ぃ、遅くなった」
そう言って私の方へと駆け寄ってきた尚哉くんは、初めて見る私服姿だった。
私服姿もやっぱりかっこよくて、周りの女の子たちがチラチラ尚哉くんのことを
見ていることが、私でもわかった。
「私が早く来すぎただけだから大丈夫だよ」
それにまだ待ち合わせの時間じゃなかったし。

