イケメン王子と甘いKiss

「莉優、暗い顔してどうしたの?」


気にしないようにしてても、梶本さんと尚哉くんとのことが頭から離れなくて、それが表情に出てたみたいで教室に戻ってから花に心配された。


「ううん、なんでもないよ。それより花にお願いがあるんだけど…」


でも花に余計な心配は掛けたくなくて、別の話題を振って誤魔化す。


「んー?なによー?もしかしてまたイメチェンする気になった?」


花がイタズラっぽく笑いながらそう言ったけど、今回のお願いは違うことだ。


「あのね、尚哉くんはそのままの私が好きって言ってくれたんだ。もちろん、メイクしてる私も可愛いって褒めてくれたけどね」


「えー、なによ惚気?ほんっとあんたたちラブラブなんだから!」


惚気けたつもりはなかったけど、花にからかわれて悪い気はしなかった。