イケメン王子と甘いKiss



「な、なんでもないよ」


ごまかそうとしたけど、どもってしまった。


これじゃあ何かあったって言ってるようなもんだよ……。


「莉優、私に嘘つかないでよ。白状しなさい!」


花の威勢に負けて、花にさっきのことを話した。



「何それ!莉優、そんなの気にしなくていいからね!僻んでるだけだから」


「うん、そうだよね。それで花にお願いがあるんだけど……」