「私はいいや……」 よく見てみると、尚哉くんに渡してる子のクッキーは見た目もキレイで美味しそうで。 それなのに私は…… 尚哉くんだってこんな見た目がまずそうなクッキーよりも、あの子達の美味しそうなクッキーの方が嬉しいよね……。 遠目からだったから、尚哉くんがクッキーを受け取ったのかどうかはわかんないけど。 私は尚哉くんがたくさんの女の子に囲まれてるのを見ていたくなくて、教室を出ていこうとした。 「莉優、どこ行くんだよ。 俺にクッキーねぇわけ?」