また、いつか。




車内で出来る分だけメイクをアレンジして



こーちゃんが言う"大人っぽく"の顔にした




恒「着いた。ここは裏口だから、あそこのちっちゃいドアから入れ。
中で案内してくれる奴が待機してるはずだから。急げ あと10分だ」





凪 玲那「わかった!」



と同時に両サイドのドアを開けて



凪「ありがと!」



玲那「またねー」




と告げて ドアに向かって車内から飛び出すように走り出した。




バンッ




走った勢いでドアを開けると女の人が私たちを出迎えてくれた





「初めまして。こちらです」




彼女について行き、エレベーターに乗り込んだ






「彩里です。よろしくおねがいします。
時間がないので、私の自己紹介はまた今度にさせて下さい。」




と、時間に焦っている私たちを宥めるように、落ち着かせるように優しく言った





彩里「走りますね」




エレベーターが開いた瞬間に走り出した彼女に続いてエレベーターをおり、走りながら今回の打ち合わせの内容を確認していた






なんの打ち合わせかって?





それはすぐに分かるよ