恒「着替えはあっちに準備してるけど、時間ギリギリになると思う」
凪「着替えなきゃダメ?」
恒「あたりまえだろ。それが日本のマナーだよ。」
えー。この制服かわいいから気に入ったのに…
玲那「それより、なんで恒がここにいるの?」
恒「あら、俺の話聞いちゃう?」
運転中だからか、かけてるサングラスから視線をこちらに向けて、ニヤニヤしている
凪「じゃあ、遠慮しとく。」
恒「アハハハハ!なんだよそれ。相変わらずかわいくねーなー。」
と明るくなったと思ったら、パッっと切り替え
恒「あ、あとメイク、大人っぽく直しとけ。まぁ、時間ギリギリだけど。」
凪「なんで?」
恒「あのさ、日本って、その人が自分が付いていくに値するかどうかを判断するときに、実力よりも経験とか年齢を優先することがあるんだ。
アメリカは何があっても実力だったけどな。
だから、その点で言えばおまえ達には隙がある。
まぁこればっかりはどーすることも出来ないけどな。」
んー。と渋りながらもことばを選んで私たちが嫌な思いをしないように伝えてくれた
凪「日本か…」
玲那「日本だねぇー。」
