凪「玲那、今日は何の日か分かってるよね?」
玲那「………。」
"分かってる"と言ってるような表情
凪「今日はダメ。」
玲那「うん………。」
凪「哲、ごめん。
うれしいけど、またこんどお願いしてもいい?その時はここら辺の美味しいお店に連れてって!」
哲「おー。なんか無理やり誘って悪かったな。2人とも気をつけて帰れよ。」
玲那「私もホントにごめん。」
凪「またあしたね。」
玲那「凪、ほんとにごめん」
凪「いいよ。やっぱり遠いから仕方ないよね」
借りられる部屋があそこだけだったわけじゃない
もちろん もっと学校やスーパーに近い場所や交通に便利なところがあった
でも、これからを考えるとあの場所がいい
キキッ
黒い車が私たちの少し前で止まった
運転席から降りてきた男の人はこっちを見て
「凪! 玲那!」
と手を振っている
けど、誰だか思い出せない。
どっかで会ったことはあるような気はするんだけどなぁ…
誰だっけ?
