また、いつか。



近くの駅は昨日 確認しながら帰ったから迷わず行けた






前は通れなかった改札を、まだ使い慣れないカードマネーで通過する





改札を抜けたあとの階段を1段飛ばして降りていった





電車がちょうど着いて それに乗り込んだ





ほぼ同時に閉まったドアを見ながら、電車に乗れたことにほっとした





学校近くの駅まで4つの駅を通過する 時間は15分くらいだ





その間、人生初めての制服を着ている自分をドアのガラスで見た






凪「制服、変じゃない?」






玲那「変じゃないよ。でもね凪、ネクタイ忘れてるよ」





玲那は自分の赤いネクタイを見せて言った





私は、そのネクタイをつけていない




忘れたのだ。






玲那「こうすればいいんじゃない?」




そう言って、玲那は私のブラウスのボタンを1つ開けて





袖も少しまくった。






玲那「今日は少し暑いからねー。ネクタイは忘れたって言えばきっと許してもらえるよ」





そして玲那はつけてるネクタイを外し、自分のブラウスのボタンを1つ開けて袖をまくった





玲那「これでおそろいでしょ?」