「起きたのか、あと一時間くらいで着くよ」



まだ眠そうな葵を見て微笑む。



「紫月が連れて行ってくれたの?」



ベッドルームのことだ。



「ああ ぐっすり眠っていたね」



「ありがとう」



そう言うと紫月の横に来て頬にキスをした。