「紫月・・・」



「ん?」



書類から顔を上げずに答える。



「ごめんね・・・ 無理させちゃって・・」



「!」



葵の言葉にハッと顔を上げた。



紫月はシートベルトをはずすと目の前に立ち、シートベルトをしていなかった葵の体を抱き寄せキスをする。



「そんな事は考えなくていい」



優しいキスが葵の心をとろけさせる。



このまま甘えちゃってもいいの・・・?