「死ぬなんて言うんじゃない・・・」



「紫・・・月・・・・」



葵の意識がそこで途切れた。



腕に重みを感じ葵が意識を手放した事がわかった。



どれだけこの小さな胸に傷を負ったことだろう・・・。



いつもピンク色の頬はまったく色づいていなく紙のように白かった。



葵を抱き上げると待たせていた車へ連れて行った。