「葵ちゃん、紫月はいないんだよ まだ遺体は見つかっていないが絶望的らしい」


「嘘つかないで!榊先生っ!」


葵は信じられないと怒った。


「葵さん 僕たちも辛いんです 葵さんも現実を受け止めなければ理事長は心配で逝けませんよ?」


慰める事は出来るが事実を早く受け止めた方が良いと恭臣は考えきつい言葉を言った。


「恭臣君・・・嫌だよ・・・紫月は生きているの・・・」


「葵さん・・・・」


泣き崩れる葵に男2人は辛かった。